IPSコスメティックスとは?商品、報酬プラン、特徴などについてまとめ

MLM企業

会社概要・基本情報

IPSコスメティックスは、東京都目黒区下目黒に本社を置く株式会社IPSコスメティックスが展開する化粧品・健康食品ブランドです。

大阪市中央区にも支社を置き、日本国内の販売会社や販売員を通じて商品を届けています。

会社は1999年3月16日に設立され、資本金は1,000万円、代表取締役は森本博氏です。

社名のIPSは、知性、哲学、科学を意味する英単語の頭文字に由来すると公式に説明されています。

似た名称のIT企業なども存在しますが、本記事の対象は東京都目黒区に本社を置く化粧品会社であり、別法人の情報は含みません。

親会社や株主構成、直近の正式な従業員総数は公開情報で確認できないため、企業規模を推測で補わないことが大切です。

事業内容・ビジネスモデル

IPSコスメティックスは、スキンケア、ヘアケア、健康食品を扱い、特定商取引法上の連鎖販売取引を行う会社です。

公式の購入案内によると、会社から一般消費者へ直接販売するのではなく、販売会社と販売員を介して商品を届けます。

販売員は購入者に商品や手入れ方法を説明し、会社から販社、代理店、プレミアム会員へと商品が流通する仕組みです。

商品を愛用するビューティ会員と、販売活動を行うプレミアム会員などでは、役割や契約条件が異なります

プレミアム会員には小売差益や傘下ビューティ会員の定期購入に連動する利益の仕組みがあり、会社の法定広告は取引形態を連鎖販売取引と示しています。

ピュレットスリーはクラブ会員限定の定期購入商品で、支払方法、発送日、送料、解約期限などが公式表示で定められています。

購入だけを希望する場合とビジネスへ参加する場合を分け、登録費用や継続条件を最新の契約書面で確認する必要があります。

取扱商品・サービス

商品は、スキンケア、ヘアケア、ビューティー&ヘルスサポートの3分野に分かれています。

スキンケアには、P.P.ZEROエッセンスローション、P.P.1エッセンス、P.P.2エッセンスジェル、P.P.3コンディショニングバーなどがあります。

このほか、エッセンスUV、モイストナイトクリーム、8プレミアムクリーム2025、エッセンスマスクも掲載されています。

ヘアケアにはシャンプー、トリートメント、育毛エッセンスがあり、健康食品にはピュレットワン、ツー、スリーが掲載されています。

商品分野は美容液や洗顔石鹸だけでなく、頭皮・毛髪ケアと健康食品まで同じブランドで構成されています

価格例は、P.P.1が40mlで13,200円、P.P.2が40mlで11,000円、P.P.3が120gで3,850円で、いずれも税込です。

2026年6月にはP.P.ZEROが発売されましたが、価格や販売形態は変わる可能性があるため、購入時に最新表示を確認しましょう。

美容や健康への効果は法令に沿って公式に表示された範囲で理解し、体験談を誰にでも同じ効果が出る証拠として扱わないことが重要です。

報酬プラン・システム

公式の法定広告では、プレミアム会員になるには登録書セット550円と、ビューティ会員として単月10万円以上の個人購入実績が必要です。

金額条件はいずれも法定広告に示されたもので、10万円の実績は税別、プレミアム会員登録後には商品の購入義務はないとされています。

プレミアム会員は希望小売価格の80%に当たる額で仕入れ、ビューティ会員への販売で10%、一般消費者への販売で20%の差益を得る仕組みです。

傘下のビューティ会員による定期購入について、上代合計の10%に相当する利益も会社の法定広告に掲示されています。

これらは売上や購入実績に基づく仕組みであり、利益や手取り収入を保証するものではありません

代理店への昇格では単月20万円以上の個人仕入実績が特定負担の条件として示され、この金額も税別です。

販社への昇格には傘下組織の仕入実績を含む複数条件がありますが、代理店・販社の報酬計算式、維持条件、平均収入は今回確認した公開情報では分かりません。

契約前には最新の概要書面、契約書面、会員規約を読み、経費、在庫、返品、税金も考慮して収益性を個別に確認する必要があります。

会社の沿革・歴史

会社の設立日は1999年3月16日で、公式沿革には同年4月に株式会社アイ・ピー・エス生命科学研究所を設立したと記載されています。

2000年2月に大阪支社を心斎橋筋から西心斎橋へ移し、2003年8月には本社を東京都渋谷区代々木から現在の目黒区下目黒へ移転しました。

2010年7月に現在の株式会社IPSコスメティックスへ社名を変更し、同年9月に全国直販流通協会へ入会しています。

大阪支社は2012年1月に南船場へ移り、2020年10月に現在の大阪市中央区島之内へ移転しました。

消費者庁は同社に対し、2016年11月5日から2017年2月4日まで連鎖販売取引の一部を停止する3か月の業務停止命令と指示を出しました

同処分の終了後、会社は会員区分の変更、契約書面の直送、ウェルカムコール、コンプライアンス教育などを始めたと公表しました。

商品面では2017年のP.P.6以降も新製品や更新が続き、2024年のピュレットスリーSuper Lab、2026年のP.P.ZEROなどが発表されています。

市場での位置づけ・業績

IPSコスメティックスは、全国直販流通協会の正会員企業一覧に、東京都の化粧品会社として掲載されています。

同協会の企業資料では、連鎖販売と訪問販売を行い、健康食品と化粧品を扱う会社と位置づけられています。

公式サイトは地域別に販売会社を検索できるため、国内各地域を対象とする販売網があることは確認できます。

ただし、販売会社がないと表示される県もあるため、全都道府県に自社拠点や販売会社があるとは言えません。

協会資料には売上高46億1,600万円や会員数などの記載がありますが、集計対象期が明記されていません

そのため、これらの数字を2026年現在の業績や販売組織の規模として断定するのは適切ではありません。

同社は非上場で、監査済みの直近売上高、利益、現行会員数、市場シェア、業界順位を確認できる公開資料は見つかっていません。

類似名の上場IT企業などの決算を同社のものと取り違えず、業績は公開範囲が限られると理解する必要があります。

特徴や強み

会社が挙げる販売上の特徴は、販売員が購入者と直接会い、商品や手入れ方法を説明したうえで届ける点です。

対面で質問しやすい一方、購入者は説明だけに頼らず、勧誘目的、費用、返品条件を契約書面で確認する必要があります。

商品はP.P.シリーズを中心に、スキンケア、ヘアケア、健康食品を同一ブランドでそろえています。

会社はスキンケアを清める、活かす、守るという手順で説明し、比較的シンプルな商品構成を訴求しています。

会社から販社、代理店、プレミアム会員へと正規流通を限定している点も特徴です

会社はインターネット販売を行わず、オークションやフリマサイトの非正規品について品質責任を負えないと注意を呼びかけています。

また、業界団体への加盟、社内委員会、教育資格者、ウェルカムコールなどを販売組織の管理面の特徴として公表しています。

ただし、他社より優れることを示す独立比較試験や顧客満足度は確認できず、会社発表の特徴と客観的な優位性は区別すべきです。

会員・販売員の支援体制

会社は、会員向けにダイレクト・セリング講習を行い、全会員へコンプライアンスブックを配布すると説明しています。

新規プレミアム会員には登録後1週間以内にウェルカムコールを行い、登録意思や勧誘方法に問題がなかったかを確認する仕組みです。

会社によると、2022年から営業部門3名も日本訪問販売協会の教育指導員資格を取得し、管理部門2名とともに販社や代理店を指導しています。

新規ビューティ会員やプレミアム会員の紹介者になるには、社内のコンプライアンス有資格者試験への合格が必要です

業界団体資料には、オンラインセミナー、オンラインイベント、リモートでの営業や商談も支援方法として挙げられています。

公式サイトには会員区分別のお知らせや販売会社検索があり、購入者向けにはカスタマーセンター、相談窓口、クーリング・オフ専用フォームがあります。

研修の開催数や受講率、苦情解決率は公開情報で確認できず、支援制度が個々の販売成果や収入を保証するわけではありません。

法令遵守への姿勢・コンプライアンス

コンプライアンスを考える際は、過去の行政処分と、その後に会社が公表した改善策を分けて確認する必要があります。

消費者庁は2016年11月4日、同社に対し、2016年11月5日から2017年2月4日まで連鎖販売取引に関する新規勧誘、申込受付、契約締結を停止するよう命じ、是正も指示しました。

消費者庁が公表した違反は、勧誘目的などの不明示、商品効能に関する不実告知、契約書面の一部不交付です。

会社代表は公式挨拶で行政指導を受けたと述べ、指導不足を謝罪したうえで再発防止策を説明しています

調査日現在の公式ページでは、有識者を交えた委員会、契約書面の直送、会員教育、ウェルカムコール、70歳以上との契約時の家族同意を努力義務として掲げています。

クーリング・オフ期間は一般購入者とビューティ会員が8日間、プレミアム会員と代理店が20日間と案内されていますが、起算日は会員区分によって異なります。

申し出は書面、FAX、専用フォームなどで行えると案内されていますが、会員区分によって返品条件も異なるため事前確認が必要です。

最新の苦情件数や2017年以後に全行政機関・自治体から処分がないことまでは確認できず、改善策の公表だけで問題が完全に解消したとは断定できません。

社会貢献活動・CSR

公開情報で確認できる社会貢献は、消費者教育や取引トラブルの防止に関する活動が中心です。

会社は、全国直販流通協会が進める賢い消費者育成プロジェクトの趣旨に賛同し、協賛していると公表しています。

このプロジェクトは、販売員の教育だけでなく、消費者が商取引の知識を得ることを通じてトラブル防止を目指す取り組みです。

同社は業界団体の見守り員制度に登録された会社の一覧にも掲載されています

同制度は、協会所属企業の役員、社員、販売員などが、高齢者らの見守り活動へ参加するための枠組みです。

会社は全国の消費生活センターを訪問し、意見交換や相談事例を会員教育へ反映する活動も説明しています。

一方、寄付額、受益者数、環境負荷の削減値、外部保証のあるサステナビリティ報告書は公開情報で確認できません。

そのため、CSRを説明する際は確認済みの消費者教育と見守り関連に限定し、未確認の寄付や環境活動を加えないことが重要です。

成功事例・体験談

会社公式サイトから案内される公式ブログには、2011年前後の代理店や販社によるMy Storyやスピーチが掲載されています。

そこでは、商品を使った感想、活動を始めた経緯、仲間との関係、代理店や販社への昇格経験などが本人の言葉で紹介されています。

一例として、長く商品を愛用した後にビジネスへ取り組み、約2年半で販売会社になったという販社長本人の体験談があります。

ブログも、掲載内容はあくまで個人の感想であると明記しています

これらは会社側が選んで掲載した2011年前後の個別事例であり、第三者による検証や全参加者を対象にした統計ではありません。

平均収入、経費控除後の利益、成功率、退会者との比較は確認できないため、同じ期間で同じ結果が得られるとは言えません。

商品の美容・健康に関する感想も一般的な効果の証明ではなく、体験談を参加判断や収益予測の唯一の根拠にしないことが大切です。

業界内での評判や受賞歴

会社発表によると、全国直販流通協会のDS教育推進賞を2017年度から3年連続で受賞しています。

さらに2019年度には、同協会のコンプライアンス推進賞とDS教育推進賞を同時に受賞したと説明されています。

これらは業界団体による教育・コンプライアンス分野の受賞であり、商品の効果を認定する賞ではありません

同社は調査日現在も全国直販流通協会の正会員企業一覧に掲載され、業界団体との関係を継続しています。

一方、消費者庁は2016年11月5日から2017年2月4日まで3か月の業務停止を命じ、併せて是正を指示しました。

受賞と行政処分は別の評価材料であり、どちらか一方だけで会社全体の評判を決めるのは適切ではありません。

雑誌掲載やラジオ番組提供の実績も公式ニュースにありますが、広告や提供番組は独立した第三者評価とは区別すべきです。

2020年度以降の受賞歴、独立した顧客満足度、現在の業界シェアに関する公開情報は確認できていません。

今後の展望・計画

公式ニュースからは、既存商品の更新、新商品の投入、販売員を通じたキャンペーンを継続していることが分かります。

2026年6月にはP.P.ZEROエッセンスローションを発売し、同年8月から9月にはP.P.3の購入キャンペーンを実施しています。

2021年の代表メッセージでは、8プレミアムを同社にとって新しい医薬部外品領域への一歩と位置づけました。

会社は美容と健康を支え、コンプライアンス体制を整えながら長く愛されるブランドを目指す方針を示しています

ただし、これは会社が示した一般方針であり、売上や会員数の成長を保証する具体的な中期計画ではありません。

数値目標を伴う経営計画、海外進出、新規拠点、2027年以降の商品計画は公開情報で確認できていません。

直近の商品発売から、既存販売網を使った商品展開を継続していることは確認できますが、将来の市場拡大や業績向上は断定できません。

参加や購入を検討する場合は、過去の方針だけでなく、最新の商品情報、契約条件、会社の開示内容を確認することが大切です。

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