セプテムプロダクツとは?商品、報酬プラン、特徴などについてまとめ

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会社概要・基本情報

株式会社セプテムプロダクツは平成7年(1995年)7月27日に設立され、2025年で創業30周年を迎えた化粧品・健康補助食品のネットワークビジネス企業です。

本社は愛知県名古屋市中区錦3丁目11番33号に位置し、代表取締役社長は山下洋右氏、専務取締役は君塚順一氏が務めています。

資本金は1,000万円、従業員数は94名(プロダクツ単体)、グループ全体では155名から167名規模となっており、売上高はプロダクツ単体で約94億円、グループ計で約120億円(2021年3月実績)の安定した業績を維持しています。

会員数は累計で全国約6万人に達し、セプテム総研、クロマゲートなど複数のグループ企業を擁する企業グループとして事業を展開しています。

事業内容・ビジネスモデルの詳細説明

セプテムプロダクツは、化粧品、ヘアケア商品、ボディケア商品、健康補助食品、美容関連機器の研究開発、製造および販売を行う企業です。

事業の最大の特徴は、ネットワークビジネス(連鎖販売取引)という販売方式を採用している点にあります。

このビジネスモデルは、卸売業者や販売店を介さず、会員が直接消費者に商品を紹介・販売する仕組みで、いわゆる「口コミ」による製品流通を特徴としています。

広告宣伝費を抑制することで、その分を商品開発や品質向上に投資できる体制を構築しており、全国に広がる代理店ネットワークを駆使してお客様に商品をお届けしています。

同社は特定商取引法を厳格に遵守し、現実的に活動できる内容に見直した新しいネットワークビジネスを展開することで、業界内での信頼性を高めています。

取扱商品・サービスのラインナップ

セプテムプロダクツは、自社研究部門で開発した多岐にわたる商品ラインナップを展開しています。

主力商品は基礎化粧品「エルテオ」シリーズで、発売から20年以上の歴史を持ち、オイルクレンザー、スキンローション、ミルクローション、薬用美容クリームなど6品で構成されています。

また、肌悩みに合わせて選べる薬用美容液「エルヴィナス」シリーズは、独自開発したオリジナル成分を配合し、液晶ラメラ処方を採用することで高い保湿力とバリア機能を実現しています。

「ミラス」シリーズは紫外線カットに加え近赤外線にも対応したベースメークシリーズで、光のコントロールによる美肌効果が特徴です。

さらに、スキンケアから美容機器、サプリメントまで幅広く取り揃え、カラダの「内側」と「外側」の両面から美と健康をサポートするトータルケアを提供しています。

報酬プラン・システムの説明

セプテムプロダクツの報酬プランは、ステアステップ方式(代理店方式)を採用しており、会員ランクごとに商品の割引率が異なる明確な構造となっています。

初期費用としてメンバーズ登録料3,300円(税込)が必要で、年間更新料は1,950円(税込)、セプテム共済会会員は特典として1,100円(税込)で更新できます。

年間で定価4万円分の商品を購入するとリピーターに昇格し、会員ランクが上がることで商品の割引率が向上し、収入の幅が広がる仕組みです。

また、約10年前に導入された「比率分配システム」により、商品の売上が全国的に上昇した分だけ上位者の利益も増加する報酬プランが実施されています。

自分が紹介したメンバー(ダウンライン)が販売活動を行うと、その売上の一部がボーナスとして還元され、直接販売だけでなく間接的な売上からも収入を得られる構造になっています。

会社の沿革・歴史

セプテムプロダクツは1995年7月27日、21世紀を目前にした日本経済がバブル後遺症で低迷する時期に創業されました。

創業当時から、化粧品業界の慣習にとらわれない独自のビジネスモデルを構築し、ユーザーの声を反映した商品開発を推進してきました。

2001年7月にはセプテム総研を設立し、研究開発体制を強化、2004年には株式会社クロマゲートをグループ会社化するなど、着実な事業拡大を実現してきました。

2020年7月27日には創業25周年を迎え、2025年7月27日には創業30周年を迎えるなど、長期にわたり安定した経営を継続しています。

この間、商品開発から流通までを一貫して自社で行う体制を確立し、ネットワークビジネスという販売手法において業界内で確固たる地位を築いてきました。

市場での位置づけ・業績

セプテムプロダクツは、国内ネットワークビジネス業界において中堅規模の企業として位置づけられています。

プロダクツ単体の売上高は約94億円、グループ計では約120億円(2021年3月実績)を記録しており、業界全体の中では安定した業績を維持しています。

会員数は累計で全国約6万人に達し、専門の研究機関を持ち、常に利用者の声を反映して開発・展開される商品群は専門家も認める質の高さがあると評価されています。

資本金1,000万円、従業員数94名(プロダクツ単体)という規模ながら、グループ全体で155名から167名の体制で効率的な経営を実現しています。

創業から30年間、大きな経営危機もなく事業を継続してきた実績は、同社の市場における信頼性と競争力を示すものと言えます。

特徴や強み

セプテムプロダクツの最大の強みは、自社内に研究部門を設けた商品開発力にあります。

お客様からの声を参考に、より良い商品づくりのため、スキンケアから美容機器、サプリメントまで多岐にわたる商品ラインナップを自社開発しています。

広告宣伝費を口コミで代替することにより、その分を製品開発や品質向上に投資できる独自のビジネスモデルは、高品質な商品を比較的手頃な価格で提供することを可能にしています。

また、特定商取引法を厳格に遵守し、20日間のクーリングオフ期間や使用・未使用にかかわらず100%返金保証など、消費者保護制度を充実させている点も大きな特徴です。

カラダの「内側」と「外側」の両面からアプローチするトータルケアの理念も、他社との差別化要因となっています。

会員・販売員の支援体制

セプテムプロダクツでは、会員向けの充実した支援体制を構築しています。

販売代理店(会員)向けに研修会やセミナーを定期的に企画・実施し、出張開催やWEB開催など多様な方法で商品知識やコンプライアンスの指導を行っています。

新規代理店の発掘および販売支援、商品知識の提供、ビジネス活動の支援など、会員のモチベーション向上と売上向上を目的とした総合的なサポートを展開しています。

また、月刊情報誌「セプテムプレス」を毎月発行し、商品の特長を分かりやすく解説する「きれいのレシピ」などのコンテンツを通じて、会員への情報提供を継続的に行っています。

さらに、年4回のコンプライアンスセルフテストを実施し、適正なビジネス活動を促進するなど、会員が安心して活動できる環境づくりに注力しています。

法令遵守への姿勢・コンプライアンス

セプテムプロダクツは、ネットワークビジネス企業として法令遵守を最優先事項と位置づけています。

特定商取引法(連鎖販売取引に関する法律)を厳格に遵守し、勧誘目的を告げずに呼び出したり勧誘することを固く禁止しています。

会員に対しては、年4回のコンプライアンスセルフテストを実施し、月刊誌でコンプライアンス解説を発信するなど、継続的な教育活動を展開しています。

法令違反や不正行為の早期発見と是正・未然防止を図るため、諮問委員会を設置し、組織的な監視体制を整備しています。

また、個人情報管理責任者を設置し、個人情報保護法への対応も徹底しており、消費者の信頼確保に努めています。公益社団法人日本訪問販売協会にも加盟し、業界全体の健全化にも貢献しています。

社会貢献活動・CSR

セプテムプロダクツは、企業の社会的責任(CSR)活動にも積極的に取り組んでいます。

2006年より「社会貢献グッズ」を販売し、その売上の一部を産経新聞が提唱・設立した「あけみちゃん基金」などの社会貢献を目的とする基金に寄付しています。

社会貢献グッズは、購入金額(税込550円)のうち100円を社会貢献として寄付する仕組みで、購入するだけで誰でも気軽に社会貢献できる取り組みとなっています。

また、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献にも注力しており、同社のビジネスモデルが貧困世帯の減少に貢献している点や、環境省の「Fun to Share(現デコ活)」キャンペーンに賛同企業として参加するなど、低炭素社会の実現にも取り組んでいます。

2025年の創業30周年記念として、名古屋市伏見地下街のショーケースをリニューアル掲出するなど、地域社会貢献活動も継続的に実施しています。

成功事例・体験談

セプテムプロダクツでは、さまざまな会員の活動事例が紹介されていますが、ネットワークビジネスの特性上、個々の成功体験には大きな幅があります。

ビジネス会員の中には、自身の努力と販売力によって安定した収入を得ている方もおり、報酬プランの仕組みを理解し、継続的に活動することで成果を上げている事例が存在します。

特に、商品の品質に満足したユーザーが自然に紹介活動を行い、リピーターを増やしていくケースや、会員向け研修やセミナーを活用してビジネススキルを向上させた事例などが報告されています。

ただし、同時に「儲かると思ったのに赤字だった」という声や、人間関係の悪化などの課題を抱えた体験談も存在しており、ビジネスとしての成功には個人の適性や努力、市場環境などさまざまな要因が影響することが示されています。

商品自体の品質については、専門家も認める評価を受けているという報告もあります。

業界内での評判や受賞歴

セプテムプロダクツは、業界内において安定した企業として認識されています。

公益社団法人日本訪問販売協会の会員企業として、業界の健全化と発展に寄与しており、一般社団法人全国直販流通協会にも加盟しています。

商品品質については、専門の研究機関を持ち、常に利用者の声を反映して開発・展開される商品群が専門家からも一定の評価を得ているとされています。

ただし、ネットワークビジネスという販売方式に対する社会的な評価は分かれており、一部の会員による不適切な勧誘方法などが問題視されることもあります。

企業としては創業30年という長期にわたる事業継続実績があり、グループ売上120億円規模を維持する経営の安定性は、業界内での信頼性を示すものとなっています。具体的な受賞歴については公開情報から明確には確認できませんでした。

今後の展望・計画

セプテムプロダクツは、2025年に創業30周年を迎え、今後も商品開発力の強化と事業の持続的成長を目指しています。

自社研究部門を活用した新商品の開発や既存商品のリニューアルを継続的に実施し、ユーザーの声を反映した製品づくりを推進していく方針です。

また、SDGsへの貢献や社会貢献活動をさらに拡充し、企業の社会的責任を果たしながら持続可能な経営を展開する計画です。

デジタル化の進展に対応して、ECサイトの強化や会員向けアプリの活用など、IT技術を活用したサービス向上にも取り組んでいます。

グループ企業との連携強化により、商品開発からマーケティング、会員サポートまでの一貫した体制をさらに充実させ、業界内での競争力を維持・向上させていく展望を持っています。コンプライアンス体制の継続的な強化も重要な課題として位置づけられています。

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