ニュースキンジャパンの退会を考えている方に向けて、手続き方法から注意点まで、実際の体験談も交えながら詳しく解説します。
退会は決して珍しいことではありません。自分の状況をしっかりと見極めて、最適な選択をするための情報をまとめました。
ニュースキンジャパンの退会手続きの流れ
ニュースキンジャパンの公式サイトによると、退会・解約はいつでも可能で、以下の方法で手続きができます。
退会に必要な書類は、公式の解約届か自作の書面のいずれかです。公式サイトから解約届PDFをダウンロードできるほか、契約時に受け取った「ニュースキンへのご案内(概要書面)」の巻末にある解約届用ハガキも利用可能です。便箋やレポート用紙に手書きした書面でも、必要事項が記載されていれば正式な解約届として認められます。
退会申請の提出方法は複数あります。最も確実なのは郵送による書面提出で、会員番号と契約者本人による署名または記名捺印が必要です。オンラインでの申請も可能で、メンバー専用窓口(0120-200-449、月〜金 9:00〜17:30)への電話、チャットサポート、メールでの連絡も受け付けています。ただし、法人登録の場合は第1名義人以外のすべての契約者が署名した書面による手続きが必須となります。
手続きにかかる期間は、退会日が当社による解約届または電磁的記録(メール、チャット)による通知の受領日となるため、書類が到着し次第速やかに処理されます。実際の退会者の体験では「本部に解約届を出すだけでしつこい引き留めもなく、意外とすんなり辞められた」という声が多く、手続き自体は比較的スムーズに進むようです。
退会時に注意すべきポイント
退会手続きを進める際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
年会費や更新料の扱いについて、ニュースキンジャパンでは年会費は無料となっています。ただし、ブランドメンバースタートアップフィー4,500円(税込)については、「ビジネス ポートフォリオ」受領後1年以内の解約であれば返金対象となります。これは重要な節約ポイントですので、契約日をしっかりと確認しておきましょう。
未使用商品の返品・返金ルールは詳細に定められています。解約に伴う返金がある場合は登録口座に振り込まれ、「ビジネス ポートフォリオ」の返送は不要です。商品の返品については、事前連絡が必要で、納品書または現金領収書の注文番号を用意する必要があります。返品可能な商品と不可の商品があるため、事前に確認が重要です。
契約解除に関する規約の確認では、特に重要なのがクーリング・オフ制度です。「契約情報案内 パケット」受領日、または「ビジネス ポートフォリオ」もしくは製品を購入・受領した最初の日のいずれか遅い方から20日以内であれば、無条件で契約を解除でき、支払った金額がすべて返金されます。また、ブランドメンバーが連続した13ヶ月以上ビジネス活動を行っていない場合、契約は自動的に終了する規定もあります。
退会後に起こりうること
退会後の状況について、実際の体験談から得られる情報をまとめました。
再入会の可能性については、公式サイトによると、ショッピング メンバーの場合は製品の購入・返品等を行った最後の日から6ヶ月以上が過ぎていれば、新しいスポンサーの下で再登録が可能とされています。ただし、過去の登録状況によって条件が異なる場合があるため、詳細は個別に確認が必要です。
収入やポイントの処理について、組織を育てて構築した収入システムは退会と同時に失われます。これまで築いたダウンラインとの関係も解消され、そこから得られていた報酬も停止します。在庫として保有していた商品については、返品ルールに従って処理することになりますが、すべてが返品可能とは限りません。
人間関係への影響は最も深刻な問題の一つです。実際の退会者からは「ニュースキンを始めてから構築された人間関係は、辞めると同時に関わりがなくなることが多い」「LINEをブロックされることもある」といった体験談が寄せられています。一方で、「友達に迷惑をかけずに済んだのは不幸中の幸いだった」という声もあり、早期の決断が人間関係の悪化を防ぐ場合もあります。アップラインとの関係については、法律で解約権が定められているため、引き留め行為は違法となり、退会の意志は100%尊重されるべきです。
退会者の口コミ・体験談
実際にニュースキンジャパンを退会した方々の生の声を集めました。
スムーズに退会できた例では、「本部に解約届を出すだけでしつこい引き留めもなく、意外とすんなり辞められた」という体験談が複数あります。ある退会者は「悪いけどアップの人とはもう話したくなかったので、退会したことは私からは連絡しませんでした」とし、「自爆営業もしなかったし、自分の子分を作る前に見切りを付けられたので、友達にも迷惑をかけずに済んだ」と振り返っています。
トラブルが発生した例も存在します。アップラインからの執拗な引き留めに関する相談では、「最近活動してないみたいだけどどうしたの?」といった連絡が続くケースがあります。しかし、法律により解約を妨害することは違法行為となるため、毅然とした態度で対応すれば問題は解決します。中には「キャバクラに化粧品一式を持ち込んで実演営業をした」という極端な勧誘方法を目撃して退会を決意したケースもあります。
退会のきっかけとなった決定的な出来事として、「友人1人にやんわり声をかけてみましたが、案の定『私はそういうのいいや〜』とやんわり断られてしまいました」という体験や、「ものが良いと言ってもいかんせん仕入れ値でもそこそこ高く、金銭的に仕入れを続けるのは無理」という経済的理由、「グループごとに派閥があり、他のグループの勧誘マニュアルを極秘に入手するなど違法行為まがいのことまでやっていて引いた」という組織の実態を知ったことなどが挙げられています。
退会を迷っている人へのアドバイス
退会を検討している方に向けて、冷静な判断のためのポイントをお伝えします。
退会前に確認しておきたいこととして、まず契約日からの経過期間を確認し、クーリング・オフ期間(20日間)内であれば全額返金が可能であることを把握しておきましょう。ブランドメンバースタートアップフィー4,500円の返金対象期間(1年以内)も重要な確認事項です。未使用商品の返品可能性、登録口座の情報、そして現在の在庫状況と経済的負担の総額を正確に把握することが必要です。
続けるかやめるかの判断基準は個人の状況によって異なりますが、いくつかの客観的な指標があります。経済面では、月々の維持費(商品仕入れ、セミナー参加費、交通費等)が家計を圧迫していないか、収入が支出を上回っているかが重要です。人間関係面では、友人や家族との関係に悪影響が出ていないか、勧誘行為に対してストレスを感じていないかを確認しましょう。時間面では、ビジネス活動に費やす時間が本業や私生活に支障をきたしていないか、将来的な見通しが現実的であるかも考慮すべき点です。
他の選択肢の検討として、完全な退会以外にも「購入のみ続ける」という方法があります。商品そのものを気に入っている場合は、ビジネス活動を停止してショッピングメンバーとして商品のみを購入し続けることも可能です。ただし、価格面での負担は変わらないため、経済状況との兼ね合いを慎重に判断する必要があります。また、一時的な活動休止という選択肢もありますが、13ヶ月以上活動しない場合は自動的に契約終了となる規定があることを理解しておきましょう。
まとめ|自分に合った選択をするために
ニュースキンジャパンの退会は、法的に保証された権利であり、適切な手続きを踏めば確実に実行できます。重要なのは、感情的になることなく冷静に自分の状況を分析し、経済面・時間面・人間関係面のすべてを総合的に判断することです。
退会手続き自体は比較的シンプルで、公式サイトから解約届をダウンロードするか、電話・メール・チャットで連絡を取れば対応してもらえます。クーリング・オフ期間内であれば全額返金、1年以内であればスタートアップフィーの返金も可能です。
最終的な判断は個人の価値観と生活状況によって決まりますが、無理をして続ける必要はありません。「友達にも迷惑をかけずに済んだのは不幸中の幸いだった」という退会者の言葉が示すように、早期の決断が将来的なトラブルを防ぐ場合も多いのです。自分にとって最適な選択を見つけ、後悔のない決断をすることが何より大切です。