ニュースキンジャパンとは?商品、報酬プラン、特徴などについてまとめ

MLM企業

 会社概要・基本情報

ニュースキンジャパン株式会社は1993年4月23日に設立され、米国ニュースキンエンタープライズ社(1984年創業)の日本法人として東京都港区虎ノ門に本社を構えています。

代表取締役社長は小林和則氏、資本金は2億円です。パーソナルケア製品、栄養補助食品、生活関連製品の製造・輸入・卸売販売を主な事業とし、現在は世界約50カ国で事業展開しています。

公益社団法人日本訪問販売協会をはじめとする複数の業界団体に加盟し、コンプライアンス体制の強化に努めています。

全国に東京、大阪、名古屋、福岡、横浜の5つのエクスペリエンス センターを設け、会員サポートを行っています。

 事業内容・ビジネスモデルの詳細説明

ニュースキンジャパンは、MLM(マルチレベルマーケティング)という連鎖販売取引形式を採用し、中間流通業者を介さずに直接消費者に商品を届けるダイレクトセリングビジネスモデルを展開しています。

このシステムにより中間コストを削減し、その分をビジネス会員へのボーナスとして還元しています。

ビジネス会員は「製品をシェアすること」と「ビジネスパートナーを増やすこと」を基本活動とし、ノルマがないため副業としても取り組みやすい特徴があります。

販売実績に基づく収入(小売利益とボーナス)を得ることができ、独自の報酬制度「ベロシティ」により、3種類のビジネスタイプから自分に合ったものを選択できます。

取扱商品・サービスのラインナップ

ニュースキンジャパンは、ageLOC、ニュースキン、ファーマネックスの3つのブランドから派生した多彩な製品を展開しています。

美容機器分野では、IoT対応の「ageLOC ルミスパ iO」や「ageLOC ウェルスパ iO」などの先進的な美容機器を提供。

スキンケア分野では、「ageLOC トゥルー フェイス」「ニュートリセンシャルズ」「エクストラマイルド」などの製品シリーズを展開しています。

サプリメント分野では、基本のサプリメント「ライフパック」や「ユーススパン」「メタ」「TRME」などの健康補助食品を提供。

その他、オーラルケア製品「AP 24」、育毛剤「ティ・エス スカルプ」、メイクアップ製品「ニュー カラー」など、総合的なビューティー&ウェルネス製品を取り扱っています。

報酬プラン・システムの説明

ニュースキンジャパンの報酬制度「ベロシティ」は、「SHARE(シェア)」「BUILD(ビルド)」「LEAD(リード)」の3種類のビジネスタイプから構成されています。

ビジネス会員は販売実績に基づく小売利益とボーナスを得ることができ、小売利益は卸売価格で購入した製品を自分で設定した価格で再販した際の差益、ボーナスは構築したグループの販売実績に基づく収入となっています。

ブレイクアウェイ方式を採用しており、一定の成績を収めたメンバーが独立するシステムがあります。また、L1ボーナスやブレイクアウェイボーナスなど複数の報酬体系があり、ロールアップシステムにより上位者への収入還元も行われています。

副業からビッグビジネスまで幅広いニーズに対応した柔軟な報酬プランが特徴です。

会社の沿革・歴史

ニュースキンの歴史は1984年、米国ユタ州での創業から始まりました。創業者ブレイク・M・ローニーが「なぜ、人の肌にとって良いとされる成分だけでつくられた製品がないのか」という姉の問いかけから事業がスタートしました。

日本では1993年4月23日に7番目の海外事業として港区芝で業務を開始し、1995年8月に日本法人化されました。その後、1995年11月に大阪支店、1997年12月に福岡支店、2005年9月に名古屋支店を順次開設しました。

2006年3月にはニュースキンジャパンフォースフォーグッド基金を開設し、社会貢献活動を本格化。2020年には本社を虎ノ門に移転し、現在に至っています。

2024年には創業40周年を迎え、世界的な企業として発展を続けています。

市場での位置づけ・業績

ニュースキンは、2023年にユーロモニターインターナショナル社による「世界No.1家庭用ビューティー&ウェルネス デバイス システム カンパニー」として6年連続で認定されました。

米国本社(ニュースキンエンタープライズ社)は1996年にニューヨーク証券取引所に上場し、2024年度の売上高は17億3,000万ドルを記録しています。

日本市場では2023年12月期の売上高が微減となったものの、2024年度下半期には大型のサプリメント投入を計画しており、市場回復を図っています。

世界約50カ国で事業を展開し、MLM業界では確固たる地位を築いています。美容機器分野では特に強みを持ち、IoT対応のスマート美容機器において業界をリードしています。

特徴や強み

ニュースキンジャパンの最大の特徴は、科学と自然を融合した製品開発力にあります。「あなたにとって良いものだけを」という創業理念のもと、肌にやさしい成分のみを使用した製品づくりを徹底しています。

特にageLOC技術を活用した美容機器は業界トップクラスで、IoT対応によりアプリと連動したスマートなトリートメントを実現しています。

また、ノルマのないビジネスモデルにより、副業として取り組みやすい環境を提供している点も強みです。さらに、次世代の若い会員獲得にも成功しており、SNSを効果的に活用した新しいマーケティング手法を取り入れています。

優れたスキンケア製品と専用美容機器の組み合わせにより、自宅でスパレベルの体験を提供できることが他社との大きな差別化要因となっています。

会員・販売員の支援体制

ニュースキンジャパンでは、会員向けの充実したサポート体制を整備しています。電話サポート(03-4540-7121等)、チャットサポート(会員専用)、メールサポートなど複数のお問い合わせ窓口を設置し、営業時間内での対応を行っています。

また、全国5カ所のエクスペリエンス センター(東京、大阪、名古屋、福岡、横浜)では、製品体験やビジネストレーニングを実施しています。

年間を通じて製品セミナー、NU SKIN JAPAN LIVE、サインアップチャレンジ、サクセスアカデミー、サクセストリップなど多様なイベントを開催し、会員のスキルアップとモチベーション向上を図っています。

さらに、規定のコンプライアンス教育を全ビジネス会員に義務付け、適切なビジネス活動をサポートしています。

法令遵守への姿勢・コンプライアンス

ニュースキンジャパンは、事業運営における法令遵守と消費者保護に積極的に取り組んでいます。公益社団法人日本訪問販売協会への加盟をはじめ、コンプライアンス委員会を設置してビジネス会員の活動を検証・監視しています。

2023年度の報告では、違反があった日本登録ブランドメンバーは402人で、改善措置を実施しています。全ビジネス会員に対して規定のコンプライアンス教育を義務付け、適切なビジネス活動の指導を行っています。

また、お客様専用の相談ホットラインや独自の返品制度を設けるなど、消費者保護のための体制づくりに力を入れています。ソーシャルメディアガイドラインの策定により、会員のSNS活動についても適切な指導を行い、法令遵守の徹底を図っています。

社会貢献活動・CSR

ニュースキンジャパンは、1984年の創業当初から掲げる「Force for Good(人々がより豊かになるための力となる)」という理念に基づき、積極的な社会貢献活動を展開しています。

主要な取り組みとして、「フォース フォー グッド活動」「ナリッシュ ザ チルドレン プログラム」「サステナビリティへの取り組み」があります。

ナリッシュ ザ チルドレンでは、会員が栄養食「ビタミール」を購入し、世界中の飢餓に苦しむ子どもたちに無償提供しています。

また、食と教育の支援により、日本の子どもたちの未来を支える活動も行っています。環境面では、製品パッケージの簡素化やリサイクルへの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

2025年度のインターナショナルCSRエクセレンスアワードを受賞するなど、その活動が国際的に評価されています。

成功事例・体験談

ニュースキンジャパンでは、多くの成功事例が報告されています。看護師からニュースキンのビジネスに転職し、成功を収めた事例や、副業として始めて安定収入を得ている事例など、様々な背景を持つ人々が成果を上げています。

成功者の多くは、フェラーリやカウンタックなどの高級車を所有し、成功アピールを行っています。また、40周年記念として創業者へのスペシャルインタビューを実施し、成功の秘訣や企業の発展について語られています。

ただし、成功には個人差があり、すべての参加者が同様の結果を得られるわけではないことも明記されています。ビジネスの成功には、製品への深い理解、適切な勧誘方法、継続的な努力が必要であり、多くの成功者がこれらの要素を備えていることが共通点として挙げられています。

業界内での評判や受賞歴

ニュースキンジャパンは、製品開発や社会貢献活動において多数の受賞歴を誇っています。特に美容機器分野では、「ユニバーサル ビューティー アワード ボディ デバイス部門 金賞」「ユニバーサル ビューティー アワード アンチエイジング デバイス部門 銅賞」を受賞しています。

ageLOC ルミスパ iOは、プロフェッショナルから高い評価を受け、第19回国際ビジネス賞においても受賞しています。

また、2023年には「世界No.1家庭用ビューティー&ウェルネス デバイス システム カンパニー」として6年連続で認定されました。

社会貢献活動においても、2025年度のインターナショナルCSRエクセレンスアワードを受賞するなど、企業の取り組みが世界的に評価されています。

これらの受賞により、ニュースキンのイノベーションと社会的責任への取り組みが業界内外で高く評価されています。

今後の展望・計画

ニュースキンジャパンは、企業認知の向上と会員のビジネス環境改善を目指すため、グローバルでブランドコントロール戦略を推進しています。

2024年度下半期には大型のサプリメント投入を計画しており、市場回復を図っています。デジタル化の推進により、IoT対応美容機器の開発を加速させ、アプリと連動したスマートなトリートメント体験の提供を拡大する予定です。

また、「原点回帰」をテーマに、ニュースキンの価値と魅力を再発信し、既存会員の満足度向上と新規会員の獲得を目指しています。

環境面では、サステナビリティへの取り組みを強化し、製品パッケージの簡素化や3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進を図ります。

さらに、次世代の若い会員層の拡大を目指し、SNSを活用した新しいマーケティング手法の導入を進めています。

この包括的な分析により、ニュースキンジャパンは創業から40年の歴史を持つ確立された企業として、製品開発力、ビジネスモデル、社会貢献活動の各分野で強みを発揮していることが明らかになりました。

今後も継続的な成長と社会への貢献を目指していく企業として位置づけられています。

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