マナビス化粧品とは?商品、報酬プラン、特徴などについてまとめ

ネットワークビジネス一般

会社概要・基本情報

株式会社マナビス化粧品は、平成17年(2005年)8月に設立された化粧品の製造販売を手掛ける企業です。

本社は千葉県浦安市千鳥15番地8に所在し、資本金は3,900万円、代表取締役社長は兼子慎一氏、取締役会長は佐藤仁志氏が務めています。

同社は株式会社マナビス(1987年設立)をグループ会社に持ち、製造と販売が一体となったマナビスグループとして運営されています。

トーヨーカネツ株式会社の新規事業として誕生した株式会社マナビスが約18年間OEM専門メーカーとして実績を重ね、その後自社ブランド「マナビス化粧品」の販売部門として当社が設立されました。

社団法人日本訪問販売協会および社団法人消費者関連専門家会議に加盟し、健全なビジネス活動を展開しています。

事業内容・ビジネスモデルの詳細説明

マナビス化粧品は、会員制販売の形態を採用したネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)を展開しています。

同社のビジネスモデルは、メンバーズクラブ会員が商品を愛用しながら、新しい顧客に商品を紹介し入会を促す「紹介活動」によって、活動実績に応じた報酬(コミッション)を受け取る仕組みです。

入会金や年会費は一切不要で、すべての方が居心地よく参加できる会員組織を目指しています。

会員は紹介活動をせず、自身やご家族用、お友だちへのプレゼント用として商品を購入するだけの参加も歓迎されており、愛用者会員とビジネス会員の双方がメリットを得られる設計となっています。

2023年には「プロジェクトアルカディア」という新規事業を始動し、既存製品を商材とした新たな報酬プランでの運営を開始しました。

取扱商品・サービスのラインナップ

マナビス化粧品は、植物由来成分を生かしたスキンケア化粧品・医薬部外品を中心に幅広い商品ラインナップを展開しています。

主力商品として、美肌菌と皮膚常在菌のバランスに着目した「フローラ」シリーズがあり、内外美容をサポートする独自処方「スキンバランシングフォーミュラFⅡ」を採用しています。

ベーシックケアでは、洗顔フォーム「薬用スキンウォッシュ」、洗い流すマスク「薬用スキンマスク」、化粧水「薬用スキンローション」、乳液「薬用レストアジェル」、クリーム「薬用クリームF」の5アイテムすべてが有効成分配合の医薬部外品となっています。

その他、エイジングケアライン、ビタミンDサプリメント、紫外線・近赤外線対策のプロテクションシリーズ、ボディ・ヘアケア、ハンドケア、さらには住宅用クリーナーやオーダーメイドウィッグまで、美と健康をトータルでサポートする製品群を揃えています。

報酬プラン・システムの説明

マナビス化粧品の報酬システムは、会員ランクに応じて購入価格や受給できるコミッション(報酬)が変動する仕組みです。

会員ランクは紹介実績により5つ(U・E・J・V・ビーナスマネージャー)に区分されており、受給条件を満たしたUランク以上の会員が月度ごとにコミッションを受け取ることができます。

報酬の種類には、通常コミッション、J同格コミッション、リーダーシップコミッション、ロイヤリティコミッションなどがあり、活動内容と実績に応じて複数の報酬が組み合わさる設計となっています。

最上位ランクのビーナスマネージャーは、グループ育成と紹介活動において特に優れた実績を持つ会員に与えられる称号で、工場見学や特別研修などの機会も提供されます。

報酬受給には一定のグループ購入金額が必要であり、透明性のある報酬プランとして運営されています。

会社の沿革・歴史

マナビス化粧品の起源は、1987年11月にトーヨーカネツ株式会社(東証一部上場)の新規事業として東京都葛飾区(西新小岩)に設立された株式会社マナビスに遡ります。

1989年8月には薬事法に基づく化粧品製造業の許可を取得し、1997年3月には千葉県浦安市舞浜に工場を移転しました。

約18年間OEM専門メーカーとして実績を重ね、その後2005年8月に自社ブランドの販売を手掛ける株式会社マナビス化粧品を設立しました。

製造と販売が一体となったマナビスグループとして、「最大の力は自然の力なり」をモットーに、植物由来成分を生かした化粧品づくりに従事してきました。

2023年には新規事業「プロジェクトアルカディア」を始動し、新たな展開を迎えています。

市場での位置づけ・業績

マナビス化粧品は、2024年のネットワークビジネス化粧品部門売上ランキングにおいて第14位にランクインし、売上高は約30億円と推定されています。

2024年度は新規会員数が約7,000人増加するなど、70代や80代の会員層の拡大も見られ、幅広い年齢層から支持を得ています。

ネットワークビジネス業界において中堅規模の位置づけにありながら、製販一体という独自の強みを活かし、安定した成長を続けています。

全国各地でセミナー活動やイベントを活発に展開し、会員との関係性を重視した経営スタイルが特徴です。

化粧品市場全体が成長する中、同社も着実に事業基盤を強化しており、今後のさらなる拡大が期待されています。

特徴や強み

マナビス化粧品の最大の特徴は、製造工場を持つ製販一体のビジネスモデルです。

同規模の化粧品販売企業で製造工場を持つケースは多くなく、工場からの産地直送や工場見学会を通じて、製品の安心感と信頼性を顧客に直接伝えることができます。

千葉県浦安市の自社工場では、職人気質の社員が一つ一つ丁寧に化粧品を製造しており、品質管理に徹底的にこだわっています。

また、美肌菌と皮膚常在菌のバランスに着目した独自の「スキンバランシングフォーミュラFⅡ」処方や、植物由来成分を贅沢に配合した製品開発力も大きな強みです。

OEMメーカーとして30年以上の実績と技術力を持ちながら、自社ブランドとして消費者と直接つながることで、ニーズに応える柔軟な商品開発が可能となっています。

会員・販売員の支援体制

マナビス化粧品は、会員の活動をサポートするための各種研修制度や教育プログラムを提供しています。

新マネージャーには工場で商品を作る工程を体験させる研修を実施し、製品への理解と愛着を深める教育を行っています。

全国各地で定期的にセミナーやイベントを開催し、ビーナスマネージャーなど成功者の体験談を共有する機会を設けることで、会員同士の交流とモチベーション向上を図っています。

本社サロンや銀座サロンでは、商品の購入だけでなく美容相談も受け付けており、専門的なアドバイスを提供しています。

会員マニュアルやウェブサイトを通じた情報提供、美容相談窓口の設置など、多角的なサポート体制を整備し、会員が安心して活動できる環境づくりに注力しています。

法令遵守への姿勢・コンプライアンス

マナビス化粧品は、特定商取引法や薬機法などの関連法令を遵守する姿勢を明確にしています。

社団法人日本訪問販売協会および社団法人消費者関連専門家会議に加盟し、業界の健全な発展に寄与しています。

ホームページには特定商取引法に基づく表記を明記し、クーリングオフ制度や中途解約制度、独自の消費者相談窓口を設けることで、消費者保護を徹底しています。

会員向けには法令遵守に関する教育を実施し、個人情報の適切な取得と利用、契約内容の正確な説明など、コンプライアンス意識の向上に努めています。

クーリングオフがあった場合でも損害賠償や違約金を請求しないなど、消費者の権利を尊重する姿勢を貫いており、信頼性の高いビジネス運営を心がけています。

社会貢献活動・CSR

マナビス化粧品は、地域社会への貢献と環境保全活動に積極的に取り組んでいます。

地元浦安市の障がい者福祉センターを支援し、障がい者の方々の自立を目指す活動をサポートしています。

環境活動では、ISO認証取得準備段階から取り組んだ省エネ活動により、電気使用量35%、ガス使用量56%、水道使用量51%、廃棄物排出量90%の削減を達成し、現在まで維持しています。

2022年からは「マナビス・エコプロジェクト」を展開し、チューブタイプのリサイクル可能な容器の採用など、循環型社会の実現と天然資源の保護に取り組んでいます。

また、地域イベントや文化事業への協賛を通じて、地域社会との共生を図っており、創業者の理念を受け継ぎながら社会貢献活動を継続的に実施しています。

成功事例・体験談

マナビス化粧品では、全国各地のセミナーで会員の成功体験談が共有されています。

最上位ランクのビーナスマネージャーたちの体験談では、商品への愛用から始まり、紹介活動を通じて多くの方々と笑顔でつながり、経済的な自立と自己実現を果たした事例が紹介されています。

70代や80代の高齢層の会員がマネージャーを目指して活動するなど、年齢に関係なく挑戦できる環境が整っていることが特徴です。

愛用者からは、「薬用スキンウォッシュは毛穴と肌が綺麗になり突っ張りがない」「市販品と洗い心地が全く違う」といった製品への高い評価が寄せられています。

会員同士の交流を通じて人生が豊かになったという声も多く、単なるビジネス以上の価値を見出している会員が多数存在します。

業界内での評判や受賞歴

マナビス化粧品は、国際的な品質評価機関「モンドセレクション」において10年連続で金賞を受賞するという快挙を達成しています。

2023年には、モンドセレクションの優秀品質賞を10年連続で受賞した企業にのみ贈られる「クリスタルプレステージ」を授与されました。

この年の受賞企業は世界でわずか25社のみという栄誉ある賞であり、同社の品質へのこだわりと真摯な企業姿勢が国際的に認められた証となっています。

フローラシリーズは「おもてなしセレクション」にも選出されており、日本のおもてなし精神を体現する製品として評価されています。

業界内では、製販一体という独自のビジネスモデルと、安定した品質管理体制が高く評価されており、信頼性のあるブランドとしての地位を確立しています。

今後の展望・計画

マナビス化粧品は、2023年に始動した新規事業「プロジェクトアルカディア」を通じて、愛用者会員とビジネス会員の双方がメリットを得られる新たな報酬プランでの事業展開を進めています。

製販一体というグループの強みをこれまで以上に活かし、本社と会員の関係性をより強固なものにしていく方針を掲げています。

美肌菌と皮膚常在菌のバランスに着目した「フローラ」シリーズを中心に、内外美容の概念をさらに推進し、サプリメントとスキンケアを組み合わせたトータルビューティーの提案を強化していく計画です。

環境保全活動についても、エコプロジェクトの第二弾・第三弾を展開し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

高齢層を含む幅広い年齢層の会員獲得を進めながら、誰もが笑顔で活動できる居心地の良い会員組織づくりを目指し、さらなる成長と社会貢献の両立を図っていく展望を持っています。

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