会社概要・基本情報
株式会社赤塚は、1984年(昭和59年)3月に設立された、三重県津市に本社を置くネットワークビジネス会社です。
代表取締役社長は赤塚耕一氏が務め、資本金は3,000万円で運営されています。
赤塚グループの一員として、独自に開発したFFCテクノロジーを活用した製品の販売を中心事業としており、30年以上にわたり清涼飲料水「パイロゲン」をはじめとする健康飲料、スキンケア製品、水改質器具、土壌改質材などを取り扱っています。
本社所在地は〒514-2293 三重県津市高野尾町1863番地の1で、フリーコール0800-700-2888でお客様センターを運営しています。
事業内容・ビジネスモデルの詳細説明
株式会社赤塚の事業モデルは、会員制度「フィランソ」を通じた製品販売を核としています。
フィランソという名称は、「フィランソロピー(philanthropy=人類愛・社会貢献)」と「FFC」を組み合わせた造語で、1992年に「カトレア会」として発足し、その後現在の名称に変更されました。
ビジネス会員(フィランソ会員)は、製品の購入と紹介活動によって報酬を得る仕組みとなっており、口コミによって愛用者の輪を広げる会員制度を採用しています。
一方で購入のみを目的とするスマイルクラブ会員制度もあり、両制度とも会員価格での製品購入とスマイルポイントの付与を受けることができます。
フィランソ会員の入会には登録料3,300円と11,000円以上の初回注文が必要で、スマイルクラブは登録料不要で8,800円以上の初回注文が条件となっています。
取扱商品・サービスのラインナップ
赤塚の製品ラインナップは、FFCテクノロジーを応用した多様な製品群で構成されています。
主力商品の「FFCパイロゲン」は、1985年の誕生以来30年以上の販売実績を誇る清涼飲料水で、米酢やハチミツ、果実酢などをブレンドした甘酸っぱい味わいが特徴です。
スキンケア製品では「FFCスーパーエッセンス」が人気で、FFCウォーターと植物由来成分を配合した美容液として展開されています。
さらに家庭用の「FFC元始活水器」は、水道水をFFCウォーターに改質する装置として、一戸建てやマンションに設置可能です。
また農業・園芸向けには「FFCエース」という土壌改質材を提供し、家庭菜園用から農業用まで幅広く対応しています。
これらの製品は、モンドセレクションで数多くの受賞を重ねており、品質の高さが国際的に認められています。
報酬プラン・システムの説明
赤塚の報酬プランは、購入ボリューム(V)に基づく独自のシステムを採用しています。
各製品にはボリューム値が設定されており、自身とグループメンバーの月間購入ボリュームの合計に応じて「サンクスフィー」と呼ばれる報酬が支払われます。
報酬を得るための条件は、自身の購入ボリュームがあることと、グループボリュームが月間3万V以上あることです。
ステップフィーは月間グループボリュームに応じて段階的に設定され、ステップ1(3万V~)で8%、ステップ2(10万V~)で14%、ステップ3(20万V~)で20%というように、グループの規模が大きくなるほど報酬率が向上します。
実際の報酬は、系列下位の会員との差益計算によって決まる仕組みとなっており、グループボリュームの拡大が収入増加の鍵となります。
会社の沿革・歴史
赤塚グループの歴史は、1961年(昭和36年)に赤塚植物園として創業したことに始まります。
半世紀以上にわたり園芸植物の生産や販売、研究、輸入に携わってきた同グループは、1980年代から植物や動物の機能を高める水の研究を開始しました。
1984年に前身となる赤塚物産株式会社が設立され、翌1985年12月にはパイロゲンの製造・販売を開始しています。
1992年には会員組織「カトレア会」が発足し、1999年にはFFCパイロゲンがモンドセレクションで初めて金賞を受賞するなど、製品の品質が国際的に認められました。
FFCテクノロジーは太古の海水をヒントに開発され、地球上の生命が誕生した頃の海水に溶けていた特殊な鉄分を再現することで、生命の機能を高める水を実現しました。
2024年にはFFCテクノロジー開発40周年を迎え、長年の研究開発の成果が様々な分野で活用されています。
市場での位置づけ・業績
株式会社赤塚は、日本のネットワークビジネス業界において、健康飲料とFFCテクノロジーに特化した独自のポジションを確立しています。
赤塚グループ全体としては、園芸事業とFFC製品事業の両輪で事業展開しており、多角的な経営基盤を持っています。
具体的な売上高などの業績数値は公開情報として確認できませんでしたが、30年以上にわたる事業継続と全国展開していることから、安定した事業基盤を持つ企業として位置づけられます。
モンドセレクションでの累計181個の優秀品質ラベル受賞という実績は、製品の品質管理と向上に対する継続的な取り組みを示しており、業界内でも高い評価を得ています。
フィランソ会員を通じた全国的なネットワークを構築し、地域に根差した活動を展開していることも、市場における同社の特徴的な立ち位置となっています。
特徴や強み
赤塚の最大の強みは、独自開発のFFCテクノロジーという他社にない技術を保有していることです。
このテクノロジーは、水の酸化と還元のバランスを整え、動植物の機能や活性を高める働きを持ち、健康飲料から農業・環境改善まで幅広い分野に応用されています。
製品の多様性も特徴で、飲料、スキンケア、水改質器具、土壌改質材など、体の内側と外側の両方から健康をサポートする総合的なアプローチが可能です。
モンドセレクションでFFCパイロゲンが14年連続最高金賞を受賞するなど、国際的な品質評価機関からの継続的な受賞実績も大きな信頼性の証となっています。
また、赤塚植物園グループとしての長い歴史と実績、園芸分野での専門性も、ビジネスの信頼性を高める要素となっています。
会員・販売員の支援体制
赤塚では、フィランソ会員に対する充実したサポート体制を整えています。
会社が認定した「リーダー会員」が、会社に代わってコミュニケーション活動やサポートを行う仕組みを採用しており、入会後には担当のリーダー会員が紹介されます。
オンラインでの会員登録や製品購入が可能で、書面とオンラインの両方で柔軟な対応ができる環境を整えています。
お客様センターではフリーコール(0800-700-2888)を設け、平日9時から17時まで専任スタッフが対応しています。
製品購入時にはスマイルポイント制度があり、税込1,100円あたり100SPが貯まり、貯まったポイントは製品との交換に利用できるため、継続的な購入を促進する仕組みとなっています。
また、全国各地でフィランソ会員によるコミュニティ活動が展開されており、会員同士の情報交換や体験共有の場が設けられています。
法令遵守への姿勢・コンプライアンス
株式会社赤塚は、特定商取引法に基づく連鎖販売取引として適切に事業を運営しています。
フィランソ会員制度では、会員登録時に紹介者が必要であることを明確にし、入会条件や報酬プランについて透明性の高い情報開示を行っています。
製品の品質管理については、モンドセレクションへの毎年の出品と審査受験を通じて、第三者機関による客観的な品質評価を受け続けています。
お客様センターでは初回のお電話の際にオペレーターから紹介者様の有無を確認するなど、適切な勧誘が行われているかを確認する体制を整えています。
また、赤塚グループとして環境マネジメントシステムを確立し運用しており、企業としての社会的責任を果たすための独自の方針を策定しています。
ネットワークビジネスとしての法的要件を満たしつつ、継続的な品質向上と適切な事業運営に努めている姿勢が見られます。
社会貢献活動・CSR
赤塚グループは「一人の健康から地球の未来まで」という経営理念のもと、積極的なCSR活動を展開しています。
環境改善の分野では、FFCテクノロジーを活用した環境改善技術の研究と製品開発を通じて、安全・安心な社会づくりに貢献しており、「FFCホタルのせせらぎ」などの環境保全活動を実施しています。
地域社会への貢献では、里山を活用した情操教育やレインボープレゼントなど、次世代育成に力を入れており、地域の子どもたちの学びの場を提供しています。
国際社会への貢献としては、タイの学生への研修の場の提供や、フィリピンのイフガオ棚田群保全事業への支援など、国や人種を超えた貢献活動を継続しています。
また、三重大学への屋上緑化提供など、教育機関との連携も積極的に行っており、持続可能な社会の実現に向けた多面的な取り組みを展開しています。
成功事例・体験談
赤塚のフィランソ会員からは、製品の効果やビジネス活動に関する様々な体験談が寄せられています。
FFCパイロゲンについては、「飲むと疲れがとれてすっきりする」「お酒と一緒に飲むと悪酔いしにくい」といった健康面での効果を実感する声が多く聞かれます。
また、入浴剤代わりに使用すると「肌がすべすべしたり、いつもより発汗してデトックスできる」という美容面での活用法や、野菜に吹きかけると長持ちするという生活面での応用例も報告されています。
会員の声としては、「全国から参加されていた会員さんの誠実で真摯な体験談に感動した」「フィランソ会員になり赤塚植物園グループに出会えたことを誇りに感じている」といった、コミュニティへの帰属意識を示す言葉も見られます。
FFCテクノロジーの多様な使い道と、それを共有し合う会員間のつながりが、ビジネスの推進力となっていることが伺えます。
業界内での評判や受賞歴
株式会社赤塚の製品は、モンドセレクションにおいて顕著な受賞実績を誇っています。
1999年にFFCパイロゲンを初出品して金賞を受賞して以来、毎年製品を出品し続け、累計181個の優秀品質ラベルとトロフィーを授与されています。
特にFFCパイロゲンは14年連続で最高金賞を受賞しており、世界的な食品品質審査会での継続的な最高評価が製品の品質の高さを証明しています。
2020年のモンドセレクションでは、FFCパイロゲンが最高金賞を受賞したほか、FFCヴーナスジュレが銀賞に昇格し、出品したすべての製品が優秀品質ラベルの各賞を受賞しました。
また、FFCスーパーシャンプーは2018年に金賞とともに化粧品部門の「審査員賞」を受賞するなど、飲料以外の製品でも高い評価を得ています。
業界内では、FFCテクノロジーという独自技術を持つ企業として認知され、30年以上の事業継続実績とともに信頼性のある企業として位置づけられています。
今後の展望・計画
株式会社赤塚は、FFCテクノロジーのさらなる発展と応用範囲の拡大を目指しています。
2024年にFFCテクノロジー開発40周年を迎えた同社は、これまでの研究成果を基盤として、健康・美容分野だけでなく環境改善や農業分野での技術応用を推進しています。
スキンケアやヘアケアなどの新製品開発にも継続的に取り組んでおり、環境に優しい製品開発と持続可能な社会の実現を企業目標として掲げています。
フィランソ会員制度については、オンライン化の推進により全国どこからでもアクセスしやすい環境整備を進めており、デジタル時代に対応したビジネスモデルの構築を図っています。
また、赤塚グループとしての国際協力活動や環境保全活動を継続し、「一人の健康から地球の未来まで」という経営理念の実現に向けて、社会貢献活動の範囲も拡大していく方針です。
FFCテクノロジーのメカニズム解明については、量子力学や生命科学の進展とともに研究を継続し、科学的根拠のさらなる強化を目指しています。


