会社概要・基本情報
フォーエバーリビングプロダクツ ジャパン有限会社は、1980年9月1日に設立されたアロエベラ製品を中心とするネットワークビジネス企業です。
アメリカの創業者レックス・マーンと共同創業者ジーン・H氏により設立され、現在の代表取締役はグレッグ・マーン氏が務めています。本社は東京都江東区青海の青海フロンティアビル18階に位置し、ゆりかもめ「テレコムセンター」駅直通の好立地にあります。
累計会員数は100万人以上(2020年11月現在)を誇り、全国9カ所にサポート拠点を設置しています。同社は日本初のアロエベラジュース販売企業として、40年以上にわたり業界をリードし続けています。
事業内容・ビジネスモデルの詳細説明
フォーエバーリビングプロダクツは、連鎖販売取引(MLM)方式を採用したネットワークビジネス企業です。店舗を持たず、フォーエバービジネスオーナー(FBO)と呼ばれる会員が商品の愛用と普及活動を行い、その働きに対して会社が報酬を支払うシステムです。
一般流通で発生する小売店や問屋への手数料(約50-55%)を、商品普及に貢献した会員へのボーナスとして還元するビジネスモデルを採用しています。
年会費やノルマは設定されておらず、在庫を抱える必要もありません。商品配達や集金業務はすべて会社が行い、会員は商品の良さを伝え、購入方法やビジネス開始方法を教育することが主な役割となっています。20歳以上であれば誰でも参加でき、自分のペースで活動できる自由度の高いビジネスシステムです。
取扱商品・サービスのラインナップ
同社は自社栽培のアロエベラを使用した高品質な製品群を展開しています。主力商品であるアロエベラジュースは、国内累計販売本数1億3233万本以上(2020年末時点)を記録し、国内シェアNo.1の実績を持ちます。
製品ラインナップは、アロエベラジュースを中心とした健康食品、アロエベラ液汁を配合した化粧品・スキンケア製品、パーソナルケア用品に大別されます。化粧品では、フォーエバー アクティベーター(化粧水)、フォーエバー ミルクローション(乳液)、フォーエバー ジェルマスク、フォーエバー APスキンクリーム(ボディクリーム)などを展開。
全商品において、厳しい品質基準をクリアした原材料を使用し、アロエベラの成分を極力そのまま生かせるよう製造されています。特許取得済みの「安定化処理技術」により、酸化を防ぎ衛生的にも成分的にも安心して愛用できる商品群を提供しています。
報酬プラン・システムの説明
フォーエバーリビングプロダクツは、ブレイクアウェイプランを基本とした報酬システムを採用しています。収入源は大きく分けて「小売利益」と「各種ボーナス」の2つです。小売利益は、FBO価格で仕入れた商品を標準小売価格で販売した際の差額利益です。
ボーナス制度では、リーダーシップボーナス、イーグルボーナス、プロフィット・シェアリングプログラムなど多様な仕組みを用意しており、個人の販売実績だけでなく、育成したチームの成果に応じても報酬が支払われます。
2000年には「サクセス スタート システム」、2008年には「フォーエバー・フレンズ制度」、2019年には「FBO新登録制度」と「フォーエバーカスタマー(FC)制度」を導入するなど、時代に合わせて制度改定を継続的に行っています。報酬はあくまで商品販売とその世話に対する対価として支払われ、単純な紹介による報酬ではない点が特徴です。
会社の沿革・歴史
フォーエバーリビングプロダクツの歴史は、1978年にアメリカでレックス・マーンがForever Living Products, Inc.を設立したことから始まります。日本では1980年9月1日に東京都港区六本木でフォーエバーリビングプロダクツ ジャパン(株)が設立されました。
当時、アロエベラ食品の販売は日本では前例がなく、厚生省(当時)との3年がかりの交渉を経て輸入認可を取得。1983年6月29日にホテルニューオータニでグランドオープニングを開催し、営業を開始しました。1988年にPCM制度、1994年にスリーハートクラブ制度、2000年には新生フォーエバーニューマーケティングプランをスタートするなど、時代とともに制度改定を重ねてきました。
2007年には社名を現在の「フォーエバーリビングプロダクツジャパン 有限会社」に変更。2017年に本社を現在の江東区青海に移転し、2020年にはサロン仙台をオープンするなど、40年以上にわたって着実な成長を続けています。
市場での位置づけ・業績
フォーエバーリビングプロダクツは、日本のネットワークビジネス業界において重要な地位を占めています。2024年のネットワークビジネス売上高ランキングでは第7位(売上高190億円)にランクインし、業界トップクラスの規模を誇っています。
アロエベラジュース市場では圧倒的な地位を確立しており、国内シェア第1位を維持しています。アロエベラジュースの国内累計販売本数は1億3233万本以上(2020年末時点)を記録し、日本におけるアロエベラジュース販売のパイオニア企業として業界をリードし続けています。
世界展開も積極的で、現在140カ国以上で事業を展開し、グローバルなネットワークを構築しています。長期間にわたる安定した事業運営により、業界内での信頼性と実績を確立し、ネットワークビジネス企業の中でも老舗企業としての地位を確立しています。
特徴や強み
フォーエバーリビングプロダクツの最大の特徴は、原料のアロエベラをすべて自社で栽培していることです。強烈な太陽光と乾燥した環境で育つアロエベラは高濃度の栄養成分を含み、農薬や化学肥料を使わない有機栽培により高品質を確保しています。
同社が開発した特許取得済みの「安定化処理技術」により、アロエベラの酸化を防ぎ、成分をそのまま製品に活かすことが可能です。原料調達から製造、販売まで一貫して自社で管理する垂直統合型のビジネスモデルにより、品質の安定性と原価管理を実現しています。
また、40年以上の事業継続により蓄積されたノウハウと信頼性、世界140カ国以上での事業展開によるグローバルなネットワーク、そして店舗不要で在庫リスクのないビジネス設計により、参入障壁を低く設定している点も大きな強みです。創業以来、アロエベラ製品に特化した専門性の高さも他社との差別化要因となっています。
会員・販売員の支援体制
フォーエバーリビングプロダクツは、会員に対する包括的なサポート体制を構築しています。本社のみならず全国9カ所にサポート拠点を設置し、地域に密着したフォーエバースタッフが会員の活動をサポートしています。フリーダイヤルのお客様相談室を設置し、愛用者からの様々な質問や相談に対応しています。
初心者でも安心して正しいビジネス活動ができるよう、スタッフが会社全般やビジネス活動におけるポイント、注意点を懇切丁寧に説明する体制を整えています。各種セミナーや研修会を通じて、商品知識からビジネススキル、法的コンプライアンスまで幅広い教育機会を提供しています。
また、100万人を超える会員をサポートするECサイトシステムを構築し、注文処理から配送まで効率的なバックオフィス業務を提供しています。年齢や経験に関係なく誰でも参加できる環境を整え、それぞれのライフスタイルに合わせた活動が可能な柔軟性を重視した支援を行っています。
法令遵守への姿勢・コンプライアンス
フォーエバーリビングプロダクツは、法令遵守を経営の最重要課題として位置づけています。特定商取引法に基づく連鎖販売取引の規定を厳格に遵守し、必要な概要書面の交付、クーリングオフ制度の適用、誇大広告の禁止など、法律で定められた全ての義務を履行しています。
「商品販売ルール」を策定し、会員に対して法的コンプライアンスの重要性を継続的に教育しています。デジタルマーケティングガイドを作成し、SNSやインターネット上での活動についても関連法規および商品販売ルールの遵守を確認・指導しています。
コンプライアンスブックを発行し、特定商取引法の対象となる取引形態や注意点について詳細に説明し、会員の理解促進を図っています。
40年以上の事業継続により蓄積された法的ノウハウを活かし、常に最新の法規制に対応した社内体制を構築しています。個人情報保護についても、法令および関連規範を遵守し、適切な取り扱い体制を確立しています。
社会貢献活動・CSR
フォーエバーリビングプロダクツは、1983年のグランドオープン以来、社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。累計支援額は147,146,988円に達し、多方面にわたる支援活動を継続しています。
主要な支援先として、Rex Maughan Forever Giving Foundation(レックスマーン・フォーエバーギビング・ファウンデーション)を通じた世界的な貧困・災害支援、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟への災害子ども教育支援募金、ピースウィンズ・ジャパンへの災害緊急医療支援などを行っています。東日本大震災の際には、世界中のフォーエバービジネスオーナーから寄せられた募金を中央共同募金会に全額寄付しました。
令和6年能登半島地震では、特定非営利活動法人ピース ウィンズ・ジャパンに義援金を寄付しています。フォーエバーチャリティーウォークなどのイベントを通じて、会員と共に社会貢献活動に参加する機会を提供し、企業の社会的責任を果たしています。環境保全活動にも取り組み、持続可能な社会の実現に貢献しています。
成功事例・体験談
フォーエバーリビングプロダクツでは、多くの会員が様々な形で成功を収めています。ビジネス会員の中には、月収数十万円から数百万円を達成している事例があり、特に長期間継続している会員においては安定した収入を得ている例が報告されています。
親子2世代でのビジネス展開により、世代を超えたパートナーシップで成功している事例もあります。主婦層では、育児をしながら自宅でのビジネス展開により経済的自立を達成したケースが多数あります。定年退職後の第二のキャリアとして取り組み、生涯現役で活動している高齢者の成功例も豊富です。
商品の愛用を通じて健康改善を実感し、その体験を基に他の人々にも商品を紹介することで収入を得ている例が多く見られます。ただし、成功には個人差があり、継続的な努力と適切な活動が必要であることも事実として認識されています。年次コンベンションなどでは、各種表彰や成功者のスピーチを通じて、会員のモチベーション向上と成功事例の共有が行われています。
業界内での評判や受賞歴
フォーエバーリビングプロダクツは、ネットワークビジネス業界において高い評価を受けています。アロエベラジュース国内シェア第1位の実績により、業界専門誌「ネットワークビジネス」においても定期的に取り上げられ、業界リーダーとしての地位を確立しています。
2024年のネットワークビジネス売上高ランキングでは第7位にランクインし、継続的な成長を維持しています。40年以上の事業継続により、業界内での信頼性と安定性において高い評価を得ています。日本でのアロエベラジュース販売のパイオニア企業として、業界の発展に大きく貢献したことが認められています。
年次コンベンションには約5000名が参加する規模を誇り、業界内でも最大級のイベントを開催する企業として注目されています。法令遵守の姿勢や長期的な視点での事業運営により、ネットワークビジネス業界の健全な発展に寄与している企業として業界関係者から高く評価されています。グローバル展開の成功により、日本発のネットワークビジネス企業としての国際的な認知度も向上しています。
今後の展望・計画
フォーエバーリビングプロダクツは、今後も持続的な成長を目指し、複数の戦略的取り組みを展開予定です。デジタル化の推進により、会員向けのECサイトやサポートシステムの更なる充実を図り、100万人を超える会員により良いサービスを提供していきます。
世界140カ国以上での事業展開を活かし、グローバルな成長機会を追求し、国際的なネットワークビジネス企業としての地位を強化します。アロエベラ製品の研究開発を継続し、特許取得済みの安定化処理技術を基盤として、より高品質で効果的な新商品の開発に注力します。環境保全活動やCSR活動を拡充し、持続可能な社会の実現に向けた企業責任を果たしていきます。
法令遵守体制の更なる強化により、業界の健全な発展をリードし、社会的信頼性を向上させます。次世代の会員育成にも注力し、20歳から100歳まで誰でも参加できるビジネス環境を維持しながら、時代のニーズに合わせたサポート体制の進化を図ります。
健康と繁栄への貢献という企業理念を基に、より多くの人々に価値を提供する企業として成長を続けていく方針です。