フォーデイズ株式会社とは?商品、報酬プラン、特徴などについてまとめ

MLM企業

会社概要・基本情報

フォーデイズ株式会社は1997年4月に和田佳子氏により創業されたネットワークビジネス企業である。東京都中央区日本橋小網町6-7に本社を置き、資本金4,500万円、従業員数246名を有する。

代表取締役社長は創業者の和田佳子氏が現在も務めている。事業内容は健康食品および化粧品の開発・販売であり、特に核酸(DNA・RNA)を主成分とした製品に特化している。

2025年3月期の年商は308億円に達し、ネットワークビジネス業界では国内第4位の売上規模を誇る。公益社団法人日本訪問販売協会をはじめとする複数の業界団体に加盟し、法令遵守を徹底している。

事業内容・ビジネスモデルの詳細説明

フォーデイズの事業モデルは、特定商取引法で定められた連鎖販売取引(MLM)である。会員が毎月一定額の製品を購入(特定負担)し、他の人に製品を紹介することで報酬(特定利益)を得る顧客参画型のビジネスである。

主力の核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」を中心に、健康食品と化粧品を直接販売システムで展開している。同社は「口コミによる製品の拡散」を基本とし、会員による人から人への紹介を通じて事業を拡大してきた。

東京大学や昭和大学などの医学研究機関との共同研究により、科学的根拠に基づく製品開発を進めており、単なる販売業務を超えた健康創造企業としての位置づけを目指している。

取扱商品・サービスのラインナップ

フォーデイズは核酸栄養のリーディングカンパニーとして、70点以上の製品を展開している。主力製品は核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」で、独自技術により水溶化した核酸(DNA・RNA)と核タンパクを配合している。

サプリメント分野では、核酸サプリメント、キノコ系サプリメント、機能性表示食品「記憶の極み」「ぐっナイト」、アクティブサポート、美容・ダイエットサポート製品を展開。化粧品分野では「ムーサ」ブランドのスキンケア・コスメティックス、メンズ向け「メンズイオ」シリーズ、若年層向け「プレリュード」シリーズ、「ファボワン」シリーズを提供している。

すべての製品は健康食品GMPまたはFSSC22000認証を取得した工場で製造され、安全性と品質の確保に努めている。

報酬プラン・システムの説明

フォーデイズの報酬プランはユニレベル方式を採用し、最大8段目まで報酬が発生する継続型に強い仕組みとなっている。直紹介者(1段目)への還元率は15%と高く設定され、直紹介を大切にする方針が反映されている。

主な報酬には、スタートボーナス、トレーナーボーナス、ラインボーナス、ディレクターボーナス、タイトルボーナスがある。会員は毎月一定の製品購入が必要で、これが報酬獲得の条件となっている。

スポンサーライセンス制度により、新規紹介活動を行う場合は資格取得が必要で、概要書面の提示とコンプライアンスの徹底が義務付けられている。コンプライアンススコア制度も導入し、法令遵守を促進している。

会社の沿革・歴史

1997年4月の創業から25年以上の歴史を持つフォーデイズは、1999年12月に主力製品「ナチュラルDNコラーゲン」の販売を開始した。2001年には720mlに増量し、2003年には核酸含有量を2.5倍に増やすなど、継続的な製品改良を実施。

2006年には化粧品「ムーサ」シリーズを発売し、事業領域を拡大した。2008年からはネパール自立支援プロジェクトを開始し、社会貢献活動にも本格参入。

昭和大学寄附講座開設、東京大学との共同研究開始など、学術研究分野での連携も強化。2015年には一般財団法人フォーデイズ自立支援協会を設立し、CSR活動を体系化。2021年には新核酸素材「FCore-2021」を配合した第Ⅸ世代製品を発売するなど、技術革新を続けている。

市場での位置づけ・業績

フォーデイズは日本のネットワークビジネス業界において第4位の売上規模を誇る主要企業である。2025年3月期の年商は308億円に達し、近年は300億円台を維持している。

健康食品事業が売上の約85%を占め、主力の核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」は発売から25周年を迎えている。化粧品事業も堅調に推移し、全体の約15%を占める。経常利益率は約10%前後で推移し、安定した収益性を示している。

核酸栄養のリーディングカンパニーとして、健康食品と化粧品市場を牽引している。国内市場に加えて、アジア圏(ベトナム、マレーシア、タイ)への事業展開も準備中で、海外市場への拡大も視野に入れている。

特徴や強み

フォーデイズの最大の特徴は、核酸(DNA・RNA)という独自素材に特化した専門性と長年の研究開発力にある。他社にはない核酸サプリメントを主力製品とし、核酸栄養のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。

東京大学、昭和大学、東京農工大学など複数の一流研究機関との共同研究を通じて、科学的根拠に基づく製品開発を行っている点も大きな強みである。

独自の水溶化技術により核酸の吸収率を向上させ、製品の競争優位性を確保している。また、健康食品GMPやFSSC22000認証を取得した工場での製造により、品質と安全性を保証している。

25年以上の歴史と実績により、ネットワークビジネス業界での信頼性も高い。継続的な製品改良と新製品開発により、市場ニーズに対応している。

会員・販売員の支援体制

フォーデイズは会員の販売活動を支援するため、包括的なサポート体制を整備している。スポンサーライセンス制度により、新規紹介活動を行う会員に対して適切な研修と資格認定を実施している。

コンプライアンスBOOKやコンプライアンスポスターの配布により、法令遵守の徹底を図っている。消費者相談ダイヤル(0120-033-007)を設置し、会員や顧客からの相談に対応している。

全国各地にサロンやステーションを設置し、地域密着型のサポートを提供している。

公式アプリ「Let’s フォーデイズ」やオンラインショップ「フォーデイズ トライアルショップ」により、デジタルツールを活用した支援も行っている。

定期的なセミナーやイベントを開催し、会員の知識向上と交流機会を提供している。

法令遵守への姿勢・コンプライアンス

フォーデイズは業界第4位の企業として、法令遵守を最重要課題として位置づけている。特定商取引法に基づく連鎖販売取引であることを明確に表示し、勧誘時には必ず概要書面を提示することを義務付けている。

2018年には特定商取引法違反により6か月間の業務停止処分を受けたが、その後第三者委員会の提言を受けて抜本的な改善を実施した。

スポンサーライセンス制度とコンプライアンススコア制度を導入し、会員の適正な活動を促進している。

誇大広告や不適切な勧誘を厳しく禁止し、違反者には厳格な処分を行っている。消費者相談窓口を設置し、苦情やトラブルの早期解決に努めている。

公益社団法人日本訪問販売協会など業界団体に加盟し、業界全体の健全化にも貢献している。

社会貢献活動・CSR

フォーデイズは「未来への投資」をスローガンに、CSRを超えたCSV(共有価値の創造)を目指している。

2008年からネパール自立支援プロジェクトを開始し、サランコット村の女性自立支援やカトマンズ大学への日本語講座・奨学金制度を実施している。2015年に一般財団法人フォーデイズ自立支援協会を設立し、自然科学分野の研究者への研究支援を行っている。

障がい者の自立支援にも力を入れ、単なる寄付ではなく自立に向けた実践的な支援を提供している。東日本大震災をはじめとする自然災害への復興支援も継続している。

日本文化の支援を目的とした産経新聞社との連携により、歴史遺産や伝統芸能の保護活動も行っている。「人が活きる環境づくり」を基本理念とし、社会的課題の解決と事業発展の両立を図っている。

成功事例・体験談

フォーデイズの成功事例は主に健康面での効果と収入面での成果に分かれる。健康面では、核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」の愛用者から「肌の状態が改善した」「疲れにくくなった」「体調が良くなった」という体験談が多数寄せられている。

化粧品「ムーサ」シリーズでは「肌質が向上した」「シワが目立たなくなった」という美容効果の報告もある。収入面では、ユニレベル方式の報酬プランにより、継続的な収入を得ている会員が存在する。

ただし、過度な成功話や誇大広告は法令違反となるため、同社では実際の体験談であっても適切な表現に留めるよう指導している。

公式には個人の体験談よりも科学的根拠に基づく製品説明を重視し、医学研究機関との共同研究結果を積極的に公開している。

業界内での評判や受賞歴

フォーデイズは核酸栄養のリーディングカンパニーとして業界内で高い評価を得ている。ネットワークビジネス業界第4位の売上規模により、業界の主要企業として認知されている。科学的根拠に基づく製品開発により、健康食品業界からも注目を集めている。

東京大学、昭和大学、東京農工大学との共同研究により、学術的な評価も高い。特許取得(第3899436号)により、技術的な優位性も確立している。

健康食品GMPやFSSC22000認証の取得により、品質管理の面でも業界標準を満たしている。一方で、2018年の業務停止処分により一時的に評判に影響があったが、その後の改善努力により信頼回復に努めている。

公益社団法人日本訪問販売協会をはじめとする業界団体での活動により、業界全体の健全化にも貢献している。

今後の展望・計画

フォーデイズは「健康創造企業」として、今後も核酸研究の深化と製品開発の継続を計画している。東京農工大学との共同研究講座「フォーデイズ次世代核酸研究講座」を活用し、新たな核酸素材の開発を進めている。

アジア圏(ベトナム、マレーシア、タイ)への事業展開を準備中で、海外市場への拡大を目指している。人生100年時代を見据え、健康長寿に貢献する製品開発に注力する方針である。

デジタル化の推進により、公式アプリやオンラインショップの機能拡充を図っている。CSVの観点から、社会的課題の解決と事業発展の両立をさらに推進していく。コンプライアンスの徹底により、業界の健全化に貢献し続ける。

新ブランド「メンズイオ」「ファボワン」の展開により、顧客層の拡大を図っている。研究開発投資の増加により、競争優位性の維持・向上を目指している。

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